高齢期の社会交流

おじいちゃん生理的老化で、おばあちゃんって幼児に話すような話し言葉を使いがちですが、生理的老化等で身体能力は低下しているものの、生涯発達する中で結晶性知能は衰えていません。幼児に接するような対応は相手を決して尊重しているものとはいえないようです。一方で、高齢者も過去の経験や知識だけで話をし、若者も世代間ギャップも発生しがちです。そこに発生するのが、エイジズムという年齢差別・高齢者差別です。
 高齢者は、友人よりも家族との精神的なつながりが強く、配偶者の死別は孤独化に拍車をかけていきます。その中で社会的なつながりが希薄であれば寂しさがうつの要因にもなり、孤独死にも繋がります。このため、社会活動によるつながり・ご近所や個人のつながり・公とのつながりが大切となります。
 地域コミュニティーには、従来からの町内会の他に、テーマ・コミュニティという活動があります。それは特定のテーマ(主題・課題)を共有するものですが、文化やスポーツなど個人の趣味、興味があること、好きなことを楽しむものと環境・教育・福祉・政治等の問題解決を市民で解決していこうとするミッション・コミュニティがあります。 
 地域活動へのデビューにあたっては、①自分の過去の肩書を言わない、人の肩書を詮索しない➁誇らしげに過去の業績、仕事の話をしない③隣近所の噂話をしない④へりくだったり卑屈になったりしない⑤特技趣味の話を積極的にアピールするということが、溶け込みやすいようです。

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